ホームニュース・ダル・モンドFintechブラックストーン株、50億ドルのAI起爆剤にもかかわらず120〜121ドルの重要な試練に直面

ブラックストーン株、50億ドルのAI起爆剤にもかかわらず120〜121ドルの重要な試練に直面

ブラックストーン株は日中に120~121ドル帯へ向けて反発しているものの、日足トレンドは依然としてディフェンシブな状態です。BXは5月21日に118.57ドルで引けており、重要な移動平均線付近の上値には売り圧力(オーバーヘッドサプライ)が控えています。モメンタムは短期的には改善していますが、バイアスを転換するには、そのゾーンを終値ベースで買い方が取り戻す必要があります。

BX 日足チャート(EMA20、EMA50、出来高付き)
BX — ローソク足、EMA20/EMA50、出来高を表示した日足チャート。

ブラックストーン株:日中の強さ vs 120~121ドルのレジスタンス

日中の買い手は、5月21日の引けにかけてブラックストーン株を118.57ドルまで押し上げましたが、複数の移動平均線が収束する120~121ドル付近には上値抵抗が密集しています。短期モメンタムは改善していますが、そのゾーンを終値ベースで明確に上抜けるまでは、基本スタンスはディフェンシブなままです。

主要移動平均線を下回る限り、日足トレンドはディフェンシブ

日足では、BXは20日EMA(120.19ドル)および50日EMA(121.44ドル)を下回って引けており、200日線は135.11ドル付近に位置しています。この並びは中期的な下落トレンドを示唆します。そのため、120~121ドルのレンジを取り戻すまでは、戻り局面は売り圧力に直面しやすい状況です。

日足チャートのモメンタムとボラティリティ

日足RSIは46.98と50を下回っており、上方向への推進力の弱さを示しています。一方、日足MACDはラインが-0.98、シグナルが-0.10、ヒストグラムが-0.88となっており、下押し圧力が継続している状態です。転換が始まるとすれば、まずヒストグラムの改善が手掛かりになる可能性があります。

日足ボリンジャーバンドでは、ミドルバンドが121.14ドル付近、下限が115.08ドル付近に位置し、現在の価格はミドルを下回っています。その結果、リスクは平均回帰を試しつつも、上値はレジスタンスに抑えられやすい形に傾いています。ATR(14)は3.71で、日々の値動きが拡大していることを示しており、2~3%程度の変動はトレンド転換なしでも起こり得ます。

日足ピボットでは、PPが117.82ドル、R1が120.06ドル、S1が116.33ドルです。BXはPP付近に位置しており、最初の本格的な試しどころは120.06ドルとなります。

1時間足のセットアップ:下落トレンド内でのトーン改善

1時間足チャートでは、価格はEMA20(117.27ドル)およびEMA50(118.34ドル)を上回っている一方で、EMA200(120.20ドル)は依然として上に位置しています。この構造は、大きな下落トレンドの中で反発局面が進行していることを示しています。

1時間足RSIは57.11で、穏やかな強気バイアスを示しています。MACDはプラス圏に転じており、ラインが0.02、シグナルが-0.42、ヒストグラムが+0.45となっています。1時間足ボリンジャーバンドでは、ミドルが116.52ドル、上限が118.99ドルで、価格は上限バンドを試している状況です。そのため、ボラティリティが拡大しない限り、上値は119ドル近辺で一服しやすい可能性があります。

1時間足ATRは1.21で、典型的な1時間あたりの値幅を示しています。1時間足ピボットでは、PPが118.42ドル、R1が118.93ドル、S1が118.07ドルです。したがって、価格はPP直上でのもみ合いとなっており、すぐ上にレジスタンスが控えています。

15分足での執行コンテキストと近接水準

15分足では、価格は118.57ドルで引けており、その下にEMA20(117.79ドル)とEMA50(117.14ドル)が位置し、EMA200は118.44ドル付近にあります。マイクロトレンドはポジティブですが、より厚いレジスタンス帯に差し掛かっています。

15分足RSIは63.32と強く、短期的な買われ過ぎリスクが高まりつつあります。15分足MACDのヒストグラムは0.08と小幅なプラスで、上昇の勢いは鈍化しているものの、まだ明確な反転には至っていないことを示しています。

ボリンジャーバンドはミドルが117.43ドル、上限が119.75ドルで、価格はバンドの上半分に位置しています。15分足ATRは0.59で、およそ0.60ドル程度の値動きが日中の典型的なレンジであることを示します。ピボットではPPが118.45ドル、R1が118.90ドル、S1が118.13ドルで、118.1~118.4ドル付近では押し目買いが入っている様子が見られます。

ニュース背景:AIインフラ構想

注目すべきは、日足チャートが出遅れている一方で、ニュースフローはポジティブである点です。ブラックストーンとGoogleは、Google Cloud TPUを中核とした米国のAIインフラプラットフォームを構築するためのジョイントベンチャーを発表し、ブラックストーンは約50億ドルのエクイティコミットメントを行っています。これは、長期的なAIキャパシティ拡大という構造的テーマに乗るものであり、長期的なフィー収入の成長を支える可能性があります。

加えて、Blackstone Digital Infrastructure TrustNYSE: BXDC)が上場し、ハイパースケールデータセンターにフォーカスしています。さらに、ブラックストーンとAnthropicが支援するサービス企業はFractional AIを買収しました。しかしながら、ブラックストーン株は依然として主要な日足移動平均線を下回って推移しており、これらの材料がバイアス転換につながるには、実際の株価に反映される必要があります。

120~121ドル超えの強気シナリオ

強気シナリオは、層状に重なったレジスタンスを突破できるかどうかにかかっています。まずは、ピボットR1である120.06ドルを明確に上抜け、終値ベースで維持することが第一歩となり、近接する売り圧力を需要が吸収していることを示します。

その後、20日EMA(120.19ドル)、50日EMA(121.44ドル)、ボリンジャーミドル(121.14ドル)を上抜けていけば、強気のケースはさらに強まります。121ドルを取り戻せば、短期トレンドは上向きに転じ、日足ボリンジャー上限127.19ドル方向への余地が開けます。確認要因としては、日足RSIが再び50を上回ることや、MACDヒストグラムがゼロ方向へ改善していくことが挙げられます。

117.8~116.3ドル割れの弱気シナリオ

一方で、反発が120ドル手前で失速し、反落に転じた場合は弱気シナリオが再び前面に出てきます。日足ピボット117.82ドルを下抜け、続いて116.33ドル(S1)を割り込むと、ボリンジャーバンド下限115.08ドルが視野に入ります。

1時間足では、RSIが再び50を下回り、MACDが反転して下向きになることで、日中モメンタムの減速が確認され、カウンタートレンドの反発が終息したシグナルとなります。日足終値が再び116.33ドルを下回るようであれば、強気セットアップは無効化され、新たな下値固めが行われるまで、戻りは売り場として扱われやすくなります。

ブラックストーン株の総括

総じて、ブラックストーン株のポジショニングでは時間軸の違いを意識する必要があります。日足ベースのバイアスは依然として弱気~中立である一方、日中フローは改善傾向にあります。日足ATR3.71はボラティリティの高さを示しており、水準管理の重要性が増しています。終値ベースで120~121ドルを取り戻すまでは、戻り局面は売り圧力に直面しやすく、117.8~116.3ドルを維持できない場合は、115ドル方向へのスライドリスクが高まります。ヘッドラインはポジティブですが、最終的にはチャートの動きがそれを裏付ける必要があります。

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