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フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026、解読から実装への転換点を示す

マニラ(フィリピン) — フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク(PBW)2026のために、1万2,000人以上の国内外の参加者がSMXコンベンションセンター・マニラに集結し、会場はテクノロジー、イノベーション、起業、ゲーム、エンターテインメント、そして公共政策の拠点へと変貌した。

「Decoded: Deployed(解読から実装へ)」をテーマに3日間にわたって開催された第4回となる本イベントは、同国のデジタル変革における転換点となった。ブロックチェーン、人工知能、デジタル資産が「何ができるか」を説明するのではなく、PBW 2026では、これらのテクノロジーがすでに政府、金融、ビジネス、そして日常生活のあらゆる場面で「どのように実装されているか」が示された。

フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026の公式開会およびテープカットセレモニー。政府高官、主催者、パートナー、業界リーダーらが参加した。左から右へ:Raj Timothy Nandwani、Catz Jalandoni、Donald Lim、Chezka Gonzales、Dita-Angara Mathay、Abdul Malik Melvin Castelino、Janelle Barretto、Dr. Kamal Anand、Steve Ivsan、Eliezer Rabadon。

イベントには世界各国から150名以上のスピーカーが登壇し、そのうち半数以上が海外市場を代表して、ブロックチェーン、AI、サイバーセキュリティ、ガバナンス、起業家精神に関する知見を共有した。

PBWは「Future of Trust: A Leaders Forum on Technology and Governance(信頼の未来:テクノロジーとガバナンスに関するリーダーズフォーラム)」で幕を開けた。このフォーラムでは、政府高官、規制当局、ビジネスリーダー、テクノロジーの先駆者たちが一堂に会し、新興テクノロジーがどのように透明性、ガバナンス、そして公共の信頼を強化できるかについて議論した。フォーラムは、イノベーションが成功するためにはテクノロジーだけでなく、その責任ある実装を可能にする制度やパートナーシップが不可欠であるという中心的なメッセージを改めて強調した。

ビジョンからムーブメントへ

PBW共同創設者のチェズカ・ゴンザレスにとって、このイベントは5年前に始まったビジョンの具現化だった。

「私の個人的な目標は常にシンプルでした。フィリピン人を世界の舞台に立たせ、フィリピンを世界のブロックチェーン地図に載せること——フィリピン人の才能、イノベーション、そしてレジリエンスを世界に示すことです」と彼女は語った。

「フィリピン・ブロックチェーン・ウィークは単なるカンファレンスではありません。ここは、対話がパートナーシップへ、パートナーシップが企業へ、そして企業がフィリピン人のための機会を生み出すプラットフォームなのです」と彼女は付け加えた。

そのビジョンは、スタートアップが投資家と出会い、企業がイノベーターとつながり、規制当局が業界リーダーと意見を交わし、コミュニティがデジタル経済における新たな機会を探求する中で、現実のものとなった。

左上: フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク共同創設者のチェズカ・ゴンザレスが、PBW 2026の開会挨拶を行う。

右上: Smash Pay Fight Nightが、6月20日のアクション満載のフィナーレでフィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026を締めくくる。

左下: P-popガールグループKAIAが、フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026のViral Stageでライブパフォーマンスを披露。

右下: Rise InとStellar Philippinesが「Build on Stellar」ワークショップを開催し、開発者とWeb3ビルダーをフィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026に集結させた。

グローバル・プラットフォームとして

本イベントには、アジア、ヨーロッパ、中東、北米からスピーカーと参加者が集まり、新興テクノロジーとデジタル変革に関する知見を提供した。

なかでも最も注目を集めたスピーカーの一人が、「暗号資産のゴッドファーザー」として広く知られるマイケル・ターピンだった。

「フィリピンは長年にわたりイノベーションのリーダーであり続けています。ここではソーシャルメディアが新しいプラットフォームを育てるうえで大きな役割を果たしてきましたし、Axie Infinityが世界的な現象となったのもフィリピンのおかげです」と彼は語り、フィリピンがもはや世界のテクノロジーに関する議論に単に参加しているだけではなく、その形成にますます貢献していることを改めて示した。

PBW 2026では、テクノロジー、文化、コミュニティの融合も強調された。Viral PHのローンチではクリエイターエコノミーにスポットライトが当てられ、ALT+TAB Gaming and Music Festivalでは、ゲーム、eスポーツ、音楽、クリエイター、ライブエンターテインメントが一堂に会した。参加者はハッカソン、スタートアップ・ショーケース、eスポーツトーナメント、ネットワーキングセッション、そしてスタートアップが投資家やエコシステムパートナーとつながるFounders Arenaにも参加した。

対話から実装へ

カンファレンスのテーマは、トークン化された現実資産や実用的なブロックチェーン活用に関する議論を通じて具現化された。BiGod Tokenの外部財務アドバイザーであるヴァルン・チュグは、トークン化がどのように伝統的資産を近代化しているかを説明した。

「金は何世紀にもわたり価値の保存手段として機能してきましたが、依然として取引が最も難しい資産の一つです。BiGodでは、この資産をシンプルで、アクセスしやすく、国境を越えて利用できるものにすることを目指しています。私たちはすでに、ここフィリピン・ブロックチェーン・ウィークで、当社トークンを使って決済を行うことでそれを実証しました」と彼は語った。

彼の発言は「Decoded: Deployed」の本質を捉えていた。新興テクノロジーはもはや未来の概念ではなく、今日すでに現実世界の課題に取り組む実用的なソリューションとなっているのだ。

上: モデレーターのベンジャミン・フレッチャーが、左からBinance グローバルBD & IMA責任者のRaj Nandwani、Nuvei副社長のAlice Truong、Circle APACポリシーディレクターのChengyi Ongとともに、「Scaling the Future of Finance: Payments, Stablecoins & Global Adoption(金融の未来をスケールさせる:決済、ステーブルコイン、グローバルな採用)」をテーマにしたパネルディスカッションをフィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026でリードする。

下: Liberland大統領であるモデレーターのヴィト・イェドリチカが、「From Physical to Digital: Bringing Real-World Assets On-Chain(フィジカルからデジタルへ:現実資産をオンチェーンへ)」パネルにおいて、左からBingold Inc.外部財務アドバイザーのヴァルン・チュグ、XDC Networkフィリピンカントリ―リードのRebecah Dausen、Bitpanda Enterprise APAC責任者のJessica Wu、XPHERE共同創設者のKritesh Tripathiとの率直な意見交換を促す。

共に未来を築く

フィリピン・ブロックチェーン・ウィーク2026は、BiGod Token、Binance by Blockshoals、Vaulnox International、Smashpay Inc.、Predict Protocol、Creatachain、Coins.PH、KMC Solutions、MEXC Ventures、O2 Ramp、Orca、Universe Pro、Meteon Run、NSpire、The Executive Centre、Comm&Sense PR、DvCode Technologies, Inc.、Naheal、Lumina Events、Wendy’s、McDonald’s、San Miguel Beerなどのスポンサー、出展者、エコシステムパートナーの支援によって実現した。

1万2,000人以上の参加者、150名を超えるスピーカー、そして数え切れないほどのコラボレーションが生まれたPBW 2026は、フィリピンが新興参加国から、世界のデジタル経済における成長著しい勢力へと進化したことを示した。

「Decoded: Deployed」は単なるテーマではなかった。それは業界が現在どこに立っているのかを映し出すものだった。

未来はもはや想像されている段階ではない。すでに構築されつつある。

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